5月29日

今日は東大の方の研究が進んだ。今度こそもしかしたらいけるかもしれない。

 

ETHの方はそんなに進んでない…3つあるモデルのうち1つは式を出したけどめちゃくちゃめんどくさそうなので取り敢えず長波長極限を取ってみたら縮退してしまった。

 

取り敢えずETHで何やってるか書きたい。とってもセンセーショナルに書くので、物理知ってる人は話半分で読んで欲しい。

やっている事を一言で言うと「超伝導体という特別な状態の物質にいる新しい粒子を探す事」である。(注:物理知ってる人向けに書くと、オーダーパラメータ(この場合ギャップ)の揺らぎの2次までをとって対角化してエネルギー分散を求めることをやっています)

このプロジェクトでの僕なりのウリは、「今までは考えられていなかった(けど超大事な!)物質で問題を定式化したこと」(要は強相関系、もっと言うとtight-binding modelで記述される系、経路積分の方法で超伝導を議論するときは必ずFermi liquidだったでしょ?)と「粒子が分子構造によっては質量を持たないこと」(実はFermi liquidでもmasslessになることはあるんだけど、こっちの方がもっと簡単。具体的には対称群の既約表現の基底関数がMomentum spaceの\Gamma pointで0になりさえすればmasslessになる)だと思う。ただまだ正しいか分かんないので近いうちに教授とミーティングする予定。